読書記録「チ。~地球の運動について~」
著者:魚豊
出版社:小学館コミックス
初版:2020年10月(全8巻)
12回目の投稿になります
今回は本の紹介のターンですが、マンガになります。「チ。~地球の運動について~」です
地動説を題材に、命がけで真理を求める人物たちの姿がとても魅力的に描かれています。地動説と天動説は、おそらく世界史的にも最も常識が180度変わった事象であると思います
ラファウ、オクジー、バデーニ、ヨレンタなどなど、地動説に挑む人物がみんな熱量マックスで、読んでいて心が震えます^^
私はこれを読んで、社会規範や「こうあるべきだ」みたいな同調圧力、多数決なんて気にせず「異端」として行動してみようと思いましたね^^また、学ぶことの大切さも感じたし、信念に基づいて行動できる人がかっこいいなって思いました
私が、この作品で大好きなシーンがあります。それは第3巻の終盤に出てくる「文字は奇跡」という部分です
文字を読んでみたいというオグジー君に対してヨレンタさんが言うセリフがすごくいいんです
そのまま載せるのはなんかあまりよろしくなさそうなので^^要約した形で紹介してみます
「文字は、時間と場所を超越する
200年前の情報に涙が流れることもあれば、1000年前の噂話に笑うこともある
かつていた偉人たちが、私に向かって口を開いてくれる。その一瞬、この世界から抜け出せる
文字になった思考はこの世に残って、ずっと未来の誰かを動かすことだってある」
この辺りを最初に読んだとき、読みながらドキドキしたのを憶えています。自分はなぜ読書が好きなのかを明瞭に言語化してくれた気がしたからです
確かに、万葉集は男性の書く和歌の方が女性のことをひきづる歌が多いなとか^^
太宰の自己のだらしなさを憂う短編に笑ったりとか^^
尾崎放哉の自由律俳句を読んで「あなたの気持ち、わかるよ!って伝えたい」って思ったりとか^^
確かに「文字は奇跡」だなって思えました
例えばLINEのやり取りだって、このブログだって、誰かの言葉が誰かに影響を与える訳で、そう考えると、文字は大切に扱いたいなと思ったりしますね
この作品は、地動説がストーリーの本流ではあるのですが、その中で読み手の自己の生き方を問われているような感じもします
「不正解は無意味を意味しない」
1巻に出てくるフベルトさん(あ、スミマセン。登場人物に「くん」とか「さん」とか付けるのは、作品内での呼ばれ方がうつっただけです^^)の言葉です
とてもかっこいいです
私はこの言葉に出会って、なんでも挑戦してみようと思ったし、不正解すらもいい経験になると思いました
なんか熱くなってしまいましたが^^自分に影響を与えてくれた作品です。全8巻と、内容は重厚ですが長すぎないのもいいです。拷問のシーンは若干グロいところもありますが、何回読んでも、読むたびに新たな感動、新たな気づきを与えてくれるマンガです
NHKで放送されていたアニメの方も欠かさず観ていて、好きすぎて、録画したものをDVDに保存して繰り返し鑑賞しています^^
主題歌がサカナクションの「怪獣」ヨルシカの「アポリア」「へび」です。どちらもとっても好きなアーティストで、「怪獣」のオープニングの高揚感、「アポリア」「へび」のエンディングの余韻感(こんな言葉はない?^^)がとても良いんですよね
あ、まだまだ書きたいことあるんですが、現段階で1383字も^^書きすぎてしまうから、だいたい1000字でやめようと思っているのに^^
ということで、この辺で
これを前編にして、次回後編にしてみようかな
勇気をもって行動してみようと思わせてくれる素晴らしい作品です
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