読書記録「いい人すぎるよ図鑑」
著者:円城卓・佐々木日菜・真子千絵美
出版社:PHP
初版:2024年3月

74回目の投稿になります
先週の読書記録では、朝井リョウさんの「イン・ザ・メガチャーチ」を紹介しました
そして、次回もその続きを紹介しますと言っていました
ですが、予定変更します^^すごくいい本に出会ったので順番を変更します
「イン・ザ・メガチャーチ」は、自身の「得体の知れない不吉な塊(by梶井基次郎『檸檬』^^)」に向き合わざるをえず、絶対重くなるので、一回明るいのを挟んでおこうかと^^
今回紹介するのは「いい人すぎるよ図鑑」です
2023年に各都市で「いい人すぎるよ展」を開催したことから作られた本みたいです
ちなみに、「いい人すぎるよ展」は、チケット30000枚が完売したそうです
この本、ヤバいです^^
泣ける要素は特にないはずなのに、とっても泣けてきます
私という人物を真っ向から受けとめ、肯定し、支えてくれる本です
優しくて、でも優しすぎるがゆえに気を遣いすぎ、少し心が疲れているそこのあなた
あなたです^^あなたにぜひ読んでほしい本です
少し内容に触れます
- すれ違うとき「あともう少しですよ~」と励ます、下山している人
- レジ会計でイヤホンを外す人
- 缶コーヒー、微糖と無糖を両方買ってきて選ばせてくれる人
→この3人、絶対いい人でしょ^^私、バスの運転手してますので、イヤホンの人は特に共感できます。外さなくても清算は成立します。でも、イヤホン外す人は100%「ありがとうございました」って言うし、こちらからの「ありがとうございました」を聴く姿勢もちゃんとある。つまり、目の前の人を気遣い、コミュニケーションを大切にしている人ということがわかります
- 1人でご飯を食べる時も、小さく「いただきます」をする人
- 学校で後ろの席にプリントを配るとき、必ず振り向いて渡してくれる人
- 「さっき何か言おうとしていましたよね?」と話を戻してくれる人
→この3つは、私が自然とやってることなんです^^
「いただきます」は、おばあちゃんのしつけですかね^^
プリントは、自然にやってました。あと、すごく細かい事なんですが、書いてみます。
例えば私が列の後ろから3番目の時、私の所にまわってきた時点であと2枚。つまり1枚足りない状況
その時、私はその2枚をそのまま後ろに渡して、自分が「1枚足りないでーす」って取りに行っていました
それは、「いい事だからやっていた」というよりも、「後ろの人が取りに行くと、なんか心がモヤっとする」という感覚が正確かもしれません
この本には、上記のような私の心の中の想いも、解説に全て記載されていました^^
「さっき何か言おうとしてましたよね?」については、なんでかわからないけど、相手と話していると気づく瞬間があるんですよね^^
「あ、今、話したい事をのみこんだな」って
たぶん、私も「言おうと思ったけどやめる」事がしばしばあるから、相手のそれも気づいちゃうんだと思います^^
でも、最近は「のみこんだって事は本人が話すのやめたって事だから、聞かないのも優しさなのかな」とも思います
本には、こんな感じの「いい人」が100人出てきます^^
本の途中にコラムがあります
そのタイトルが「いい人を見つけると、自分がいい人だと気づく」です
こんな記述があります
「きっと、この図鑑の中には『なんだこんなの当たり前じゃん』と思うものもあると思います。それは、あなたがいい人だからです」
「いい人に気付けると、自分自身の『いい人』な部分にも気付けて、自分のことをちょっと好きになれたりするかもしれません」
いやー、泣いちゃうからやめてほしいですね^^
自分が当たり前にやっている事、もしくは、相手に気を遣いすぎて逆に反省したりする事をこの本は全肯定してくれます
私は、この本に共感できる人に会いたいです。そして、友だちになりたいです
でも、たぶん私含めそういう人は「私、いい人です」アピールなんて絶対しないだろうから、会えないんだろうな^^
私は、もし自分の身近な人が自分に自信を持てなかったり、何かに踏み出すのにためらったりしていたら
「あなたはいい人だよ」
「あなたをわかってくれる人は、少なくとも日本に30000人いるよ」
って、この本を渡しながら伝えたいですね^^
久し振りに、本屋さんでたまたま出会ったいい本でした。こういうのが実店舗の本屋さんのいいところですね^^
読者様方にもオススメの1冊です
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