♯82 「沼る」を感情論なしに構造的に考えてみた①

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82回目の投稿になります

昨日、予約投稿を忘れたまま寝てしまいまして、本日朝の投稿となっております^^

今回は「沼る」について構造的に考えてみようと思います

きっかけは、推し活をテーマにした本「イン・ザ・メガチャーチ」を読んだ事です

新興宗教にハマっていく女性が描かれているのですが、それが異質に感じる一方で、妙に共感してしまう所もあるというか

率直に思ったのは「これは、色んな条件が合致すれば自分もハマる可能性あるんじゃね?」という事です

そこから、ハマる側の心理や、引き込む側のメソッド、つまり構造的なものを知ってみたいと思ったわけです

「感情論なしに」とタイトルに付けたのは、「沼る」「推す」は程度の問題もあるし、本人が好きでやっているなら他者が制限するものでもないと思うからです

あと、私の親族に新興宗教に入信している人もいるので、それもあって興味をもちました

あくまで構造的に捉えてみたいと思います

いつもより真面目なテイストになるかと思います

まずは、「仕掛ける側」の戦略です

・仕掛け1…気軽さ、手軽さをアピール

→「無料セミナー」「初回1000円」「ポイントカード作成で5000ポイント付与」。宗教、風俗、ギャンブルなどの依存への入り口は、ハードルの低さ。1歩目を踏み出しやすい仕掛けを工夫しています

・仕掛け2…強烈な刺激でドーパミンを出させる

→宗教だったら不満や淋しさに付け入る、風俗だったら強い刺激やキラキラした空間で甘い言葉をかける、ギャンブルだったら当たった時の高揚感。人の孤独感、満たされない感に入り込み、依存を促す

・仕掛け3…間欠強化で深みにはまらせる

→ある程度依存させたら、与える時と与えない時をあえて作り、客を不安や欠乏に陥れます。これを「間欠強化」といい、依存を進行させる心理テクニックです。宗教だったら「そんな考え方じゃダメ」と急に否定する、風俗だったらわざと素っ気なく扱う、ギャンブルなら当たったり外れたりする。あえて報酬を毎回与えないことで、たまに与えられる報酬が強烈な刺激となる。もっとお金や時間を使わないと刺激が得られないかもしれないと思い込ませ、依存への深みにはまらせる

・仕掛け4…コミュニティを遮断させる

→お金や時間を捻出するためという口実で、現在のコミュニティを遮断させ、客観的な視点を破壊する。宗教だったら特異な発言や行動が増える事で周囲の人間関係が希薄になる、風俗やギャンブルだと使い過ぎによる借金や金銭感覚の麻痺などで仕事や学校を辞めたり、家族や友人関係が切れたりする。このように、第三者の目を届かなくさせる事で、依存度をさらに高めさせる

 これが、色々な書籍や文献を調べてわかってきた、依存に陥れる仕組みの代表的なもののようです

私が「宗教」「風俗」「ギャンブル」という3事例で説明してみたのは、分野は違うのに構造は全く同じという事です

という事は、これは「マニュアル化」された仕組みである事がわかります

仕掛ける側は、これを巧みに使ってきます

YouTubeで、セミナーで高額販売をする業者の動画を視聴しました

そこには上記1~4の仕掛けが、まさに行われていました

「健康酢のボトル」を100円で売る事で集客し(仕掛け1)、色々な日用品を10円だ30円だという破格の金額で売る

高齢女性は店員を「いい人」と認識(仕掛け2)

しかし、日が経つごとに「世の中の品物には毒が入っていて健康に害悪だ。そんなのを食べているあなたはおかしい」と急に説教モードになり、客を不安に陥れる(仕掛け3)

自社の商品はあなたを救うと高額な商品を次々と買わせる。その数日後、来店した女性は次のように言います

「娘が、『お母さんは騙されてる』って言うからケンカして来た。あの子は真実をわかってない。今日は、何を買わせてくれるの?」(仕掛け4)と

そして「体内を清める錠剤」を数万円で買って帰っていく

依存の完成です。そして、なにより怖かったのが、売る側の事務所での会話です

「あのババアから、あとどれくらい引っ張れそうなの?」

「あー、だいぶいい感じに落としてるんで、100くらいは今月いけるかなって」

せめて感謝くらいしろって、ちょっと気分悪くなりました^^

100って100万の事だと思うんです。私にとってはまったくの赤の他人ですが、その高齢女性がどうなってしまうのかホントに心配です

では、依存的なものにハマる人とハマらない人の違いはなんなのでしょうか

調べてみると、これもいくつかの傾向がある事がわかりました

長くなったので、続きは次回にします

次回は、沼にはまりやすい人の特徴を、自戒も込めて書きます

そして、沼に落とすシステムがあるなら、沼から這い上がるシステムも構築可能であるという前向きな視点で、私なりの結論を書いてみたいと思います

次回は、もう少し明るいトーンで書けそうです^^

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